2018年1月18日、原子力規制庁の緊急時対策支援システム(ERSS)への主排気筒の放射線モニタなどのデータ伝送が停止したが、19日に復旧。
【原電発表】
18日「緊急時対策支援システム(ERSS)へのデータ伝送停止について」
19日「緊急時対策支援システム(ERSS)へのデータ伝送の復旧について」
茨城県は、ひたちなか市にあるオフサイトセンターに設置されているERSS端末で、東海第二原発の放射能などのデータをキャッチできるようになっている。今回のようなトラブルが過酷事故時に発生した場合、状況の把握が極めて困難となる。
このトラブルについて、日本原電は「引き続き、詳細な原因調査を行います」としているものの、「一過性のものであり、部品の交換によって回復したのでニューシア(原子力施設公開ライブラリー)には掲載しない」(原電広報)としている。理由にならない。
規制委員会のサイトに、「1.緊急時対策支援システム(ERSS)における平成30年1月のデータ伝送の計画的な停止に関する状況」という文書(一覧表)がある。
この表に、「1/16、17 放射線監視用計算機点検による停止」とある。この計算機の点検によってデータ伝送が不能となるということは、同計算機を、二重化していないためか。二重化していれば、伝送できるはず。
16、17日の点検でなんらかのトラブル発生要因を作りこみ、18日まで引きづったという事はないのか。きっちり明らかにすべきだ。
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